久々の一眼レフ。不思議なF10。人を撮ることの難しさ。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/quattro/
/m-photosに写真追加。
ほぼ2ヶ月ぶりにE-1を引っ張りだしてきて、
友人にモデルをしてもらいつつ人物を撮る練習。
ここのところレンジファインダー(LEICA MP)と
コンパクトデジカメ(FinePix F10)ばかり使っていたので、
久しぶりの一眼レフは違和感たっぷりであった。
でも感覚が戻るにしたがって、結局のところ一番思い通りに
撮影できるカメラのタイプは一眼レフなのかもしれないなぁ、
という気持ちが強くなった。
特に今回のように動いているモデルを集中的に撮る場合には、
見えているものが確実にそのまま記録され、各種の操作にも
タイムラグ無しに応えてくれることが必須となるわけで。
一方でF10の方も大量の失敗カットを気にしないで撮り続けた
場合には10枚に1枚程度の割合で不思議な質感の写真が得られ、
ある意味ではこのカメラでしか撮れない写真があるようだという
こともわかったのが収穫であった。
肌や髪の質感、スローシンクロを使った時の背景描写には
F10独特のものがあって、東京で撮っているにもかかわらず
なんとなくバンコクや香港で撮っているかのように暑くて
湿った空気感の画像が上がってくるのだ。
ちなみに今回モデルをしてくれた友人とはバカ話をしながら
撮り続けることができたが、同様のことを良く知らないモデル
とやりなさい、と言われても絶対にできない気がする。
プロのカメラマンってカメラの技術以上にコミュニケーション能力
が問われるんじゃないだろうかとも思った次第。