スタッドレスは疲れる。
MICHELIN X-ICE 225/40/R18
大阪にある父親の実家まで日帰り往復で、東名を約1000キロ。
こいつに履き替えて初のロングドライブに行って来た。
X-ICEは日本型スタッドレスの中ではドライ性能に優れている
という話なのだが、結論から言うとIMPREZA時代に履いてた
BLIZZAK MZ03より「ほんのちょっとマシ」という程度ですな。
ドライ、強い横風、ウェットと今回の行程では一通りの状況を
試すことが出来たが、特に不満に思ったのが強い横風を受けて
の高速走行時である。
「横風を受ける→クルマがふらつく→細かい修正舵を当てる」
という流れが夏タイヤ装着時だとする。
それがX-ICEを履いていた今回どうなっていたかと言うと、
「横風を受ける→クルマがふらつく→細かい修正舵を当てる
→修正舵にクルマが反応しない→余計にステアリングを切る
→クルマが必要以上に反応する→それを収束させるために
今度は逆に修正舵を当てる」
とまあこんな具合で、非常に疲れた。
(速度域は追い越し車線の流れをちょっとだけリードする程度)
全高が低く、FFベース4WDであるTTは基本的に横風に弱いクルマ
ではないし、タイヤサイズ的にもそれなりの接地面積と横剛性は
稼げているはずである。
それでもこんな調子なのだから、X-ICEがドライ性能に優れている
といってもそれは本当に微妙な差でしか無いのだろう。
先シーズンまで履いていたPIRELLI WINTER210のような高速移動
重視型ウィンタータイヤの方が、X-ICEみたいな氷上性能も考慮
したスタッドレスタイヤよりも自分には合ってるのかもなぁ。
雪国方面でX-ICEがドライを犠牲にしたにふさわしい性能を見せて
くれることを祈るばかりです・・・