お日様とサンドイッチと人魚姫。
http://home.catv.ne.jp/hh/kcm/exh/kimura30.htm
前回はペース配分を誤り、順路の最後の方にある木村伊兵衛の
展示コーナーにあまり時間を割くことができなかった。
また途中で気になった写真家のコーナーに戻る余裕も無かった。
というわけで人魚姫と一緒に2度目の川崎市市民ミュージアム。
前回は「良い写真ってなんなんだろう?」モードに拍車をかける
結果となった写真展なのだが、今回はなんとなくヒントを掴んだ
気がする。再訪して良かった。
木村伊兵衛の作品には一枚一枚に力があって、組写真として見なく
とも引き込まれるものがあった。
一歩引いて仔細に観察すれば構図や撮影条件も洗練されていること
がわかるのだが、どうもそういうことを考えることなく楽しめる。
被写体に対する彼の好奇心や共感、愛情がこもった視線。
それがプロのカメラワークを通して確実に焼き付けられている、
ということのように思われた。
結局のところシャッターを切る前に勝負は決まっているのかな。
人としてもっと成長しなければ、と思うことしきり。