6月、血の粛清
4台が1台に。
エアコンより静かで、納得できるデジタルOUTを供給する
MacProがやって来て何が起きたか。
一言でいうと「正統派オーディオマニアやめました」
ということになるのだろう。
TEAC DV-15(ユニバーサルプレーヤ)
↓
dCS Delius(DAコンバータ)
↓
GOLDMUND SRP2 Evo(プリアンプ)
↓
JEFF ROWLAND model 102(パワーアンプ)
↓
ELAC CL 310.2 JET(スピーカ)
というこれまでのシステム、もちろんそれぞれ選んで
気に入って揃えてきた機器達であったし、結果として
出て来る音の質感もかなり良いと思っていた。
ただ気に入らない点が出て来た時に、順列組み合わせ
が複雑に過ぎてどこから手をつけていいものやら泥沼
に陥りがちだったこともまた事実。
その泥沼を楽しむというオーディオ趣味のあり方も
当然あるのだろうけれど、自分の場合はそれが音楽
そのものを楽しめなくなる方向に作用してたっぽい。
そこでPCオーディオという今はまだオーディオ趣味
的に邪道とみなされる方向へ踏み出すのであれば、
いっそのこと徹底的にシンプルで先鋭的なシステム
にしてしまおうと考えたわけだ。
結果としてそのシステムの核に収まったのが写真の
左下に見えるESOTERICのデジタルアンプAZ-1。
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/sz1_uz1_az1/
結果どうなったか。
MacPro(音楽サーバ)
↓
ESOTERIC AZ-1(DAC内蔵プリメインアンプ)
↓
ELAC CL 310.2 JET(スピーカ)
と、ここまでシンプルになった。
頑張って揃えてきた4台もの機器をいきなり手放す
こと、これを俗に「血の粛清」と呼ぶらしい。w
これで音が悪くなったら本末転倒に違いないのだが、
驚くべきことに満足度は劇的に上がりました、はい。
これまでも「スピーカから」質の高い音は出ていたが、
今はスピーカの存在が意識されない程に部屋に音楽が
満ちあふれている、といったところか。
「Macをソースにしたシステムの音など信じられん」
という向きも多いかと思うが、こればかりは聴いて
もらうしか無いんだろうな。