Driving School 1

tt32quattro2007-07-26

壁を乗り越えたくて。


















免許を取ってからかれこれ14年ほど「クルマを速くスムーズ
に走らせること」を意識して運転してきたし、峠やサーキット
で自分なりにテーマを決めて走ってきたつもりではある。


自己流とはいってもドライビング理論の本に目を通したり、
プロドライバーの映像を見て研究したりもしていた。


とはいえ誰かに走っているところを見てもらわないことには
練習の基準となる「今、自分の運転はどうなのか」という点
が良く分からないのであった。


そこで思い切って筑波で開催されたドライビングスクールに
参加してみることに。


3時半に起きて、4時半に家を出て、6時に筑波到着ってあたり
が本気でスキー場に通っていた頃を想起させる懐かしい感覚。


午前中はコーナー進入のブレーキングと操舵を徹底して練習
するためにジムカーナ場で定常楕円を56週。


自分の場合ステア操作には特に問題無いが、コーナー進入前の
ブレーキ操作が若干急で、クルマの荷重が理想よりも前よりに
なってしまっているとのこと。


午後はコース1000にうつって、まずはインストラクターが乗った
先導車を追いかける練習を5周。


っていうか先導車、初代ロードスターなのに速過ぎなんですけど・・・
それに「車間3メートルでついてくること!」って怖いんですけど・・・


その後ラップ計測付きのフリー走行を10周 x 3セットの30周。


フリー走行のグループもクルマとドライバーの性能に合わせて
分けられていて、他車との速度差にあまり気を取られること無く
練習に集中できるようになっていた。


午前中に指摘された進入ブレーキ操作をずっと意識して練習。
後でラップタイムを確認すると、最後の方はタイムが揃って来て
いたのである程度再現性のある走りができていたのだろう。


無事に自走で帰れる状態でレッスン終了。


やっぱりスポーツで一定以上の上達をしようと思ったら、きちん
と分かってる人に自分の現状を見てもらわないとダメなんだな。


スクール当日もかなり上達したと思うし、今後しばらく自分で
練習するためのテーマもはっきりしたし。


スキーで上級者の仲間入りをする前に大きな壁にぶち当たって、
いくら一人で練習しても超えられなかった時のことを思い出した。


しかしまぁ気温30度を超える中、長袖を着てヘルメットかぶって
グローブをつけて、おまけに窓閉めてエアコンを切った状態で
集中力を保ち続けるのは正直大変だった。


でもなんかこういう仕事でも勉強でも無いことを、辛いのも我慢
して必死に練習する、って楽し過ぎる!